松井証券はネット証券を個人投資家に根付かせた証券会社と言われ、その後も株式市場の活性化や、ネット取引の透明性向上等の推進をするネット証券評議会でも中心的役割を果たしています。
そんな松井社長、東京株式市況を実況生中継するインターネットラジオ「ストックボイス・マーケット」の25日の生放送で、
このような松井証券の動きをうれしく思っていましたが、26日 松井証券について、証券取引等監視委員会は金融庁に行政処分を行うよう勧告したようです。
24日、楽天証券の度重なるシステム障害に対し、松井証券・松井道夫社長は24日の決算記者会見で「システムはネット証券の命。トラブルで個人投資家に迷惑を続けることは業界全体の信頼にかかわる問題だ」と批判した。
以下、各報道内容を抜粋。
楽天証券が「手数料を大幅に引き下げることは、各社の戦略で、かまわない」としながらも、これによって、一日に何度も取引を繰り返すデイトレーダーを「集めるだけ集め、システムが追いつかず、トラブル発生。これでしょうがないというような単純なものではない」という。
さらに「彼らが信頼を失って、撤退するのはかまわないが、ネット証券全体の信頼を損なうようなことになるのは許せない」と、影響が松井を含め他のネット証券に及ぶことに懸念を示した。
会見後も「場合によっては(ネット専業証券大手4社で構成する)ネット証券評議会の除名も考えなくては」と顔を紅潮させて語るなど怒りが収まらない様子だった。
”ごもっとも”の意見。
ネット証券を世間に広めたという自負もあり、またネット証券の社会的役割と責任を紳士に考えてこられた松井社長の意見という感じですね。
このような楽天証券に対する批判を”楽天証券の存在に松井証券があせっている”と捉える方もいるようですが、それを含めても楽天証券が起こしたシステム障害の回数は批判に値するものであり、何らかの処分や大きな報道になってもしかたがない思います。
そんな感情的に”ホット”な松井社長。
「ストックボイス・マーケット」の25日の生放送で以下のような内容を語ったようです。
臓新しいトレーディングツールを近々無料で公開をする。(待ちどうしいですね)
○あらゆるサービスを無料化したい。
○上得意さんにはそれなりのサービスをするのはあたりまえのことだ。
○テレホンセンターなど拡充、アナログでのサポートも充実させる。
○トレーディングシステムの信頼性、安定性についてさらに追求する。
○夜間取引を推進する。
○野村證券がオンライン証券立上げは歓迎する。
○夜間取引に賛成なオンライン証券は入会を歓迎する。
○ストックボイスを全面的に応援する。
手数料値下げ競争や機能性等の競争が激化するネット証券業界ですが、上記のような内容は個人株式投資家にとってホントありがたい話ですね。
この放送の中で一番興味深いのが人気の高い楽天証券のマーケットスピードを凌駕するという新しいトレーディングツールを無料で提供する! という内容。
どのような物なのか期待感でいっぱいです。
このようなことから楽しみな気持ちでいた中、見つけたニュースがこちら
TBS NEWS EYEより
松井証券への行政処分を勧告
ネット証券大手、松井証券が配布した会社案内に顧客に誤解を与える記述があったとして、証券取引等監視委員会は、金融庁に対して、行政処分を行うよう勧告しました。
証券取引等監視委員会によりますと、松井証券がおととし7月から今年4月までの間に配布した会社案内の中に、「無期限信用取引」という商品について誤解を与える記述があったということです。
具体的には一定の条件がそろえば決済の期限が設定されるにもかかわらず、「松井証券でなら、期日を気にせず信用取引ができます」と記述されていました。
この記述を誤解した顧客百数十人が強制的に決済することになったということで、証券取引等監視委員会では、金融庁に対して、行政処分を行うよう勧告しました。
金融庁では業務改善命令などの行政処分を検討することになります。(26日19:16)
この件に対して松井証券・プレスリリース
臓証券取引等監視委員会による勧告について
個人的には証券取引等監視委員会が今回の勧告を行ったことに対しては”なるほど”と感じる共に、ネット証券を利用して株式投資を行っていながら、”自分自身もあまり細かいことは理解せずにそのまま安心しきっているなぁ”と反省しました。
顧客側も自分で不思議に感じたことはきちんと確認しないとだめですね。
ただ、納得がいかないのは、このようなことが金融庁による行政処分の検討に当てはまるのなら、楽天証券が短期間で度重なるシステムトラブルを起こし、多くの利用者に多大な混乱と株式市場に何らかの形で影響がでているのに対して、何ら処分・検討すらしていないということです。
証券取引等監視委員会は楽天証券のシステムトラブルに関してはあんまり関係無いようですが、では財務局・東京証券取引所・日本証券業協会はどのように考えているのでしょう?
ここは以前、同じようなトラブル続きのセンチュリー証券に対しては対処にはいったのに・・・・
金融庁も楽天証券の問題は知っているはずなのに、たいした動きを見せないのはなぜ?
ここはホント大きな疑問です・・・・・
いろいろありますが結局、
楽天証券の度重なるシステムトラブル
→ 松井証券・松井社長激怒
→ 松井証券・新トレーディングツール近々無料で公開を示唆
→ 松井証券・金融庁より勧告・・・・・
松井証券が最後に怒られてしまった様な構図ですね。
まるで、楽天証券に食ってかかった松井証券にしっぺ返しが待っていたかのようです。
いろいろありますが、これらのことでなんといっても”一番ホットな情報”は松井証券が今後、楽天証券のマーケットスピードを凌駕するという新しいトレーディングツールを無料で提供予定ということでしょう。
ネット証券、これからどんどん特徴を鮮明に出した尊別化が予想されますが、上記のようなことは大歓迎ですね。
これからネット証券業界、手数料競争ばかりではなく、もっとシステムの安全性や機能性の充実で戦ってほしいですね。
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■2005年11月17日
松井証券:新リアルタイム取り引きソフトを来年1月、無償で提供
若手が口座開設しているネット証券の一覧。
NEW
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